どれ程の必要が。

バンドマンでモバイラなBlog

Apple Musicが良い感じに育ってきた話

今年の夏にApple Musicが始まってから、青春を共にした音楽たちと次々再会して、かつて開拓した「自分のルーツ」を再確認する感じになってます、という話。
使えば使うほど自分好みのプレイリストを提案してくるApple Music恐るべし。

 「ルーツを掘り下げるべく洋楽を聴き漁る」って時期が誰しもあると思うんですが(あるよね?)、俺の場合は高校~専門学校時代あたりがその期間に該当していて。

好きなバンドのルーツとされているモノから聴き始めて、関連性ありそうな同ジャンルと括られてるモノを聴いて、そこから気に入ったバンドメンバーのソロを聴いて…みたいな感じで数珠繋ぎに手当たり次第。
数珠繋ぎの外側で全然関係なくジャケットとかタイトル買いで聴き始めて気に入って、そこからまた繋ぎ始めたら、元の数珠に繋がったりとか。全然興味ないモノも1枚絶対借りてみるとか。なんかとにかく色々聴いてみたかったのね。

当時主にレンタルと中古CDで漁っていたんですが、ダビングした媒体(カセットテープ、ビットレートの低いMP3、WMA…俺はMDをスルーして、カセットテープからMP3プレーヤーに移行したので)の多くはもう手元に無くて。
CDも引っ越しに乗じてずいぶん処分してしまったので、ふと思い出して聴き返したくなったモノを買い直すことはあっても、大半は長いことそのまま忘れていた。のだけど!

今年の夏にApple Musicが始まってから、そんな青春を共にした音楽たちと次々再開して、かつて開拓した「自分のルーツ」を再び確認する感じになっている今日この頃。
80年代~90年代のニューウェーブ、UKロック、オルタナティブ、あたりの音楽が主だけども、この辺の音楽ってApple Musicはほぼ網羅しているようで、当時聴いていたモノを思い出して検索すると大体出てくるんだよね。これは本当良い。
久々に時間を忘れて音楽を聴くことを思い出させてもらいました。

当時はとにかく引き出しが欲しくて、使命感のようなものに突き動かされて音楽を聴いていたけど、そんな聴き方でもちゃんと血肉になっていたんだなというのを、懐かしさとなんか苦い思いと半々くらいで聴きながら実感。

で、また数珠繋ぎが出来るんだここから…!
「あなたにおすすめ」とか「こんなのもあるよ」みたいな感じで、好みのジャンルの音楽を提案してくるんだよねコイツ。
当時目にして気にはなってたけどお金が無くて聴けなかったアルバムとか、どうしても見つからなくて聴けなかったアルバムとか(いまみたいにネットで気軽に探して買えなかったのだ)、そういうモノをどんどんプレイリストにぶち込んでいけて。
これは超面白いし感慨深いです。アルバム1、2枚しか聴いたことなかったアーティストの別のアルバムを聴いてみるとか。プレイリストが自分好みにどんどん育っていって、無限に繋げていける。

そんなような感じで、自分はいまのところとても肯定的に使わせてもらってます。
月額980円の価値は全然あると思う。

契約している限り(当然コピーガード付きだけど)ダウンロードし放題なのも凄く太っ腹だなと。
Android版アプリも提供するあたり思い切ってるし超便利。
本気で何かを変えようとしてるんだなというのが伝わってきます。


     *  *  *


自分以外には響かなさそうなセレクトですが、久々に聴いてこれは血肉になってるなあというのをなんとなく紹介してみようかなと。

Cocteau Twins「Garlands」
https://itun.es/jp/67CGz


シューゲイザー的なアプローチは自分の中ではコクトーズとカーヴに影響受けてるなあと。
この後の綺麗で荘厳な世界観も勿論好きなんですが、暗黒で単調で気味悪いこのファーストがどうしてもいちばん好き。

Yo La Tengo「Electr-O-Pura」
https://itun.es/jp/i558r


同じようなけだるい曲が延々続くアルバムなんですが、これとPainfulI Can Hear the Heart Beating As Oneあたりのヨラテンには人生のBGM的な良さがあります。

XTC「Nonsuch」
https://itun.es/jp/tjHlR


バンド始めた頃は敢えてメロディを殺した曲作りに勤しんでたもので、一応聴いてはいたけどなんとなく敬遠していたXTCですが、いま聴くとこれ本当刺さるなメロが…。
キュンキュン来る。

Stereolab「Cobra and Phases Group Play Voltage In the Milky Night」
https://itun.es/jp/_QVur


これもヨラテン同様、割と当時の人生のBGMになってた感。
M9の不穏なオーケストレーションに浄化される。不穏なのに…。

Reef「Together」
https://itun.es/jp/mOssz


今回発掘した中では抜群に懐かしいバンド。UKロックな括りでは全然収まらないカラっとしたロック。本当は1999年の「Rides」が聴きたかったんだけども、何故かこのアルバムはApple Musicになかったので大好きな「I've Got Something to Say」が入ってるこのベストをチョイス。「Glow」もそんなに思い入れはないけども単純に懐かしい、ジャケットとか特に。

Fennesz「Endless Summer」
https://itun.es/jp/8E_0q


BUCK-TICKからのOval、からの同ジャンル繋がりで聴いたんだっけな…。
アンビエント、ノイズ、サウンドコラージュによる心象風景という感じの1枚。
タイトルトラックの篭ったアコギの音が強烈に郷愁を誘う。
M9は当時ライブのSEに使ってた記憶も。


     *  *  *


そんなこんなで懐かしいし新しいし、皆Apple Music使おうぜ!という話でした。
偏ってるけどね。
強いジャンル毎に配信サービスの使い分けが出来れば良いのかなと思います。


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