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どれ程の必要が。

バンドマンでモバイラなBlog

中華スマートウォッチ『U8 SmartWatch』レビュー (2016/5/15追記)

(2016/5/15追記)
一定数のアクセスがあるので、文末に4ヶ月ほぼ毎日使ってみたロードテストを追記しました。
結構有名な(そして今更感のある)「U8 SmartWatch」のレビューです。

購入先を決める

怪しさ満載の「U8 SmartWatch」、2016年1月時点でのネット価格は概ね2,000円~3,000円といったところ。
日本語の情報があまりない本機ですが、どうやら中国広東省の「WOXINGO TECHNOLOGY HK LIMITED」なるメーカーが製造しているようです。
スペックはこのページの情報が正確な気がします。

Amazonで「スマートウォッチ」と検索すると無数に出品されているのがわかるのだけど、U8の評価は軒並み☆2~3くらい。
どうやら数種類のバリエーションが存在しているようで、モノによっては「廉価版」として通知用のバイブレーションが省かれていたり(!)、ファームウェアが古いと日本語表示に対応していなかったり、逆にマルチランゲージ対応版があったりするようで、これが混乱と低評価を招いている様子。

この手の中華ガジェットは基本的に購入後のファームアップは不可能に近いと思うので(出来ても面倒過ぎてしないと思う)、必然、欲しい機能を備えた個体を売ってそうな業者選定に力を入れることになります。

・LINEの通知が来ること
・通知は振動で来ること
・日本語表示に対応

これらを確実に満たしてそうなU8を探して、今回はここの業者から購入することに。


すぐ届いた=本国からの発送じゃなくて国内在庫、(恐らく独自作成の)日本語の説明書が添付と、なかなか安心できる感じでした。

もうコレでほとんど勝ったようなモノ。
さて開封してみよう。

開封の儀

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結構しっかりしたパッケージ。
最初からOEM販売を考慮してるのか、他に深遠な理由があるのか知りませんが、メーカー名の記載はどこにも無し。
届いた時点で既に封が切られているところが最高にロックな感じですが、これは日本語の説明書を封入するため。だと思いますたぶん。

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額縁が広くてまあまあ野暮ったいデザインだけども、そこまで分厚くもなく、ウェアラブル端末が普及してきた最近なら着けていてもそこまで悪目立ちしない感じかなと。

 

f:id:kamito620:20160117132506p:plain
充電は一般的なmicro USBで行うんですが、Amazonの商品説明にきちんと書いてある通り、USB接続口の保護ゴムがゆるゆるで閉まりません。
ウチに届いたのもゆるゆるで、ちゃんと閉まらなかったので一安心。バッチリ仕様通り!

閉まらなくて邪魔なので、開封直後に引きちぎりました。
細かいことを気にしていたらロックは出来ないし、中華端末は使えないぜ。
使い始めて30分もせず、この記事を書くまで保護ゴムが付いていたことすら忘れてました。ロックンロール。

拍子抜けするくらい出来が良い

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電源が点かない、というようなありがちな中華トラブルも無く、無事に起動。
画面は価格なりの品質と解像度ですが、静電タッチパネルで感度はまあ良好です。
本体下部のアイコンがAndroidっぽいですが勿論そうではなく、Bluetooth接続後にAndroid配下で動く独自OSでした。
左からメニュー表示、音量調整、時計画面へ戻るボタン。本体右側面に電源ボタンがあります。
時計画面で更に戻るボタンを押すと、時計表示の切り替え(デジタル←→アナログ)。デザインは潔く2種類のみで、追加や差し替えは出来ません。

ざっくり機能を紹介すると

・通知機能
・通話機能
・音楽再生機能
・カメラの遠隔シャッター
・電話帳
・アラーム
・ストップウォッチ
・温度計その他

という感じでなかなかの多機能ぶり。
Bluetooth接続しない状態=U8単体では時計表示と下3つの機能しか使えず、ただの野暮ったいデジタル時計と化す。…が、この状態でどれくらい電池が持つのか試してみたところ、5日目で電池残量バーがやっとメモリひとつ分減るくらいの省電力設計。
電池ゼロまでは試していないのでわからないけども、10日くらいは持つ気がする。
なかなか頼もしい。

付属品は以下の通り。

・USBケーブル
・ベルト交換用工具
・説明書(中国語/英語/日本語)

ベルトはシリコン製で、柔らかくて着け心地は悪くないのだけど、いかんせん埃がムチャクチャ付着するし見た目もチープです。
それを知ってか知らずか、ベルト交換用の工具が付属しているのがなんとも笑える。
気が利いてるのかなんなのか…w
ベルト幅は23ミリ。固定は普通のバネ棒方式みたいなので、せっかくだし近々ベルト交換してみる予定です。交換したら写真載せようかな。
※交換しました。記事の後ろに写真付きで追記。

専用アプリのインストールと設定

書には専用アプリダウンロード用のURLやQRコードが載ってるんですが、Baiduへの登録を促されたり、ダウンロードできるアプリも中国語だったりで色々つらいので無視します。


Google Playで「Smart watch」と検索すると赤いU8がアイコンになっている「smart watch helper」なるアプリが一番上に出てくるので、これをインストール。

smart watch helper

もしかしたらメーカー純正じゃないのかもだけど、判断つかず。
でもまあGoogle Playからインストールできる安心感もあるし、レビューもそこそこ高評価なので、おとなしく使わせてもらうことにしよう。

インストールしてペアリングを済ませたら設定。
日本語表示出来ないけども必須設定項目は多くなく、さほど難しいことはないかと。

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「Accessibility Setting」をタップするとOS設定の「ユーザー補助」が開くので、サービス一覧から「Smart Watch Helper」を探してオンに。
続いて「Notification app」をタップして、表示されるアプリ一覧から通知したいアプリにチェックを入れていく。その下のチェックボックスも全部チェック入れておいて良いと思うけども、日本語の説明書にも詳しく書いてないので一応上からざっくり説明。

Bluetooth SPP service:データ通信用のプロファイル。通知とかカメラのシャッター操作とか。
SMS service:SMSをプッシュ通知するかどうか。ちなみにSMSのみ通知だけじゃなくて、U8本体から本文も読める。
Call service:不在着信をプッシュ通知するかどうか。
Show connection status:チェックすると接続中はステータスバーにアイコンが常駐する。なおアイコンは黒のみでちと視認性が悪い。白も欲しい。
Always send notification:チェックを外すとスマートフォンを操作中はプッシュ通知されなくなる。

Units:気温を摂氏で表示するか華氏で表示するか。
Step length:あなたの歩幅を教えて。歩数計用だと思う
Body weight:体重も教えて…。カロリー計算用だと思う

以上。注意点としては、接続プロファイルはSPP以外手動選択出来ない点。
SPPの他には通話と電話帳用にHSP/HFP/PBAP、オーディオ機能にA2DP/AVRCPのプロファイルを持ってるが、アプリからSPPを選択出来る以外はOSのBluetooth設定画面から「電話の音声」「メディアの音声」の選択が出来るだけとなっており、この二つのどっちかを接続していないとBluetooth接続自体が切れてしまう。

通話も音楽再生もU8で済ますなら都合が良いかもだが、そもそもU8にはイヤフォンジャックがなく、通話相手の声や再生される音楽もU8本体からダダ漏れになるという仕様…。
これでは腕時計と会話したり、腕時計から流れる音楽に耳を澄ますという謎な人になれてしまう。

普段はBluetoothレシーバで音楽を聴いたり着信を受けていることもあって、それと排他となってしまうこの仕様はちょっと不便に感じた。
※BluetoothレシーバとU8、同時にペアリングできました。(2016/2/13追記)
「通話とメディア」両方のプロファイルを持った機器同士でも、どちらか片方ずつであれば2台同時にペアリングできる模様。

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このスクショの例だと、メディアはBluetoothレシーバ(LBT-PAR500)から、通話音声はU8から聴こえるという状態。
本当は通話もBluetoothレシーバでしたいんですが。U8を通知のプロファイルのみでBluetooth接続できる方法をご存知の方いましたら教えて下さい。

総評:安価で便利で遊べてかわいい

とにかく通知が腕に来るのが便利だし、接続状態でも電池持ちがすこぶる良い。
振動する設定でちょいちょい通知を受け取っても2日は持つ感じ。
「接続状態だとU8の電池が1日持たない」「スマートフォン側の電池の減りが早い」というレビューをちょこちょこ見かけたが、そういう人はそもそもハズレ品を引いてたり、説明書記載のQRから取得したアプリを使ってたり、物凄いヘビーユーザーだったりするんじゃないかと思う。

全然万人にはオススメはできませんが非常に安価なので、自己責任で解決出来る人のスマートウォッチ入門には最適!かも。
予想通りだんだんPebbleが欲しくなってきてる自分がいますが、ちょっと愛着も沸いてきたことだし、耐久面のロードテストも兼ねて当面はU8を使ってみようかと思います。

とりあえずベルト換えよ…。


     *  *  *


※ベルト交換しました!(2016/1/30追記)

換えのベルトって普通に時計屋さんで買うと数千円して、あっさりU8本体の値段を超えてしまうので、Amazonで見つけた安価な合皮製のモノをチョイス。
2PiSさんのこれを買いました。

厚手の封筒に入った、これまた結構しっかりしたパッケージで届きます。

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添付の説明書も丁寧で、U8に付いてる交換器具と合わせて使えば自分の場合は5分くらいですぐ出来ました。

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完成。すごく良い…。
U8がちょっとシックでお洒落な感じに。

ベルトを買うときは厚みに注意!!
U8本体とバネ棒の間に意外と隙間がなくて、上の2PiSさんの合皮ベルト(1.5ミリ厚)でギリギリくらいです。
これより厚いと通らない可能性があるので、厚みも調べてから買った方が良いかと。
自分の場合はベルト幅ばっかり気にして厚みを見ていなかったので、分解してから気づいて焦りました。結果オーライだったけども。
2PiSさんでナイロンのベルトも売っていてこれもなかなか良さそうなんですが、1.8ミリ厚と記載があるのでたぶん通らないんじゃないかな。
幅23ミリ、厚1.5ミリが推奨です。お気をつけを。

そろそろ生活の一部になり始めてますが、「必要なタイミングで通知に気づきたい」という当初の目的は必要十分に満たしてくれてます。
アプリが出す通知であれば必要な分だけなんでも拾ってこれること、思っていたよりも遥かに電池持ちが良いことなど、期待していなかった分うれしい誤算が多かったです。

反面、文字化けする部分や通話かメディアのどっちかをペアリング時のプロファイルに持って行かれる部分など、使い勝手がイマイチなところも勿論あり。
本文にも書いてますがまあ運用でカバーできる範囲だし、そもそもスマートウォッチ自体「無くても致命的には困らない」類のガジェットだと思っているので、面倒な時はペアリングしないで単なる時計として雑に扱ってます。

値段が値段なんで、そんなもんで良いと思うんだよね。
これがリンゴさんの時計だったりした日には、「折角買ったし使わなきゃ!!」みたいな謎の使命感が出てくる気がするので。

お手軽に楽しめるU8ちゃん、オススメです。
U8×2PiSで、別カラーの組み合わせも作ってみたくなってしまった…。

4ヶ月経ちました

時計としては相変わらずほぼ毎日使ってますが、スマートフォンとペアリングして使う機会は使用開始当初より減りました。が、これは使い勝手に問題がある訳ではなく、単純に自分の中で「手首に通知が必要な時」と「必要ない時」の使い分けが時と場合によって明確になったというだけで、必要に応じて便利に使っている感じです。

本体の耐久度ですが、特に気にせずわりと雑に扱っているものの目立った傷や破損はいまのところ無し。
電池の充電状態も変わりなく、相変わらず結構保つというイメージです。
デザイン面や素材的な意味で、2PiSさんのベルトに交換していなければ正直ここまで使わなかったと思います。ベルトもすぐに傷むようなことはなく、良い感じです。

用途もデザインもシンプル故に、飽きずに生活の一部となっているのかな。
当初感じた「Pebble欲しい」欲もスッカリ消え失せたので、引き続きU8を愛用していこうと思います。

Copyright(C)2015-2016 Kamito Jingu