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バンドマンでモバイラなBlog

2015年の長期彗星

2015年に放送されたTVアニメ「Charlotte」の感想と、劇中バンド「ZHIEND」のフルアルバム「ECHO」のレビューです。

TVアニメ「Charlotte(シャーロット)」公式サイト

TVアニメ『Charlotte』感想

かれこれ20年近く麻枝准氏のファンなんですが、2015年に放送された現時点で最新のオリジナルアニメーション「Charlotte」を観ていなかったのをふと思い出して、Amazonのプライムビデオで一気観しました。



イヤー最高。たまらん。


というか麻枝作品な時点で最高なことは分かりきっていたし、放送当時もニコニコ動画で3話くらいまでは追っててその時点で既に最高だったんですが、その安定感故につい後回しにしてしまっていたんですね。信者失格。


1話はいまもニコ動で観れますね。



で、改めて書きますが最高でした。
実際ツッコミどころは色々とあるんですが、そういう次元を通り越して麻枝節が完璧に炸裂している、その事実に直面してしまえばもう俺はダメだ。
久々にあの「ごっそり持って行かれる」感覚を呼び覚まされました。

器の小さいゲスい主人公が超能力を悪用するところから始まる学園ジュブナイル的な展開なんですが、5話かけて丁寧かつコミカルに描き込まれた日常パートが崩壊する6話以降のカタルシスがたまらんので、当時途中で切ったって人は是非6話まで観てみてほしいです。最後まで観てしまうと思うので。

やっぱり「家族」や「仲間」というテーマが今作も根底にあって、ラスト2話を観終えたあとに聴くとOP曲の歌詞がスゲー刺さるとか、タイトルの意味合いとか、作り込まれていて端々までキッチリ感動できる素敵仕様でした。本当ブレないなあと。
そのOPは麻枝氏作詞作曲のLia歌唱という黄金コンビで、もはや伝統芸能レベルのスルメ曲。
透明感あるBメロからサビへのブリッジが秀逸な映像と相まって非常に印象的です。

キャラ造詣は前作「Angel Beats!」よりも圧倒的に今作の方が好み。
とにかく友利が最高過ぎます。むっちゃ可愛い。最初は全っ然刺さる要素なかったのに、終わる頃には大好きになってしまっているという。
全体的に昔からの麻枝ファンにも、Angel Beats!が好きだった人にも楽しめる内容なんじゃないかと思います。


コミック版もあります。
アニメのコミカライズで、展開も絵柄も忠実に原作を再現してくれているのだけど、2巻以降はコミック版オリジナルのエピソードが追加されているというのが非常にうれしい。

惜しむらくは刊行スピードが遅いことでしょうか。今年3月に3巻が出たんですが、内容的にはまだ原作の4話目…。
クオリティの高いメディアミックスでとても好感持てるんですが、途中で打ち切りにならないか心配になります。
Kindle版もあるので、お布施しとこうそうしよう。

ZHIEND『ECHO』レビュー

ハルヒ以降の10年で定番となった感のある「劇中バンド」が前作のガルデモに続いて今作にも登場するんですが、そのうちのひとつ「ZHIEND」のアルバム「ECHO」が最高すぎて、このところパワープレイしています。


劇中で使われている楽曲以外にもオリジナル曲が追加されていて、かなりキッチリしたフルアルバムになっているのが驚き。
光収容さんというAngel Beats!の頃から見かけるようになった方が全曲作ってるみたいなんですが、ポストロックとアニソンの要素が非常に良い配分(7:3くらい)で作られており、なんというかいちいち物凄く刺さります。要素のデフォルメ化がうまいんだよなあ。

1曲目「Blood Colour」のシューゲっぷりや劇中でも印象的なシーンで使われた3曲目「Fallin’」のドンピシャなコード進行も良いんですが、突き抜ける9曲目「Adore」が最高にお気に入り。

アニメの作中作でこういう精度の高い組み合わせの楽曲を惜し気もなくぶち込んで来るセンスは本当に脱帽で大好きです。
ボーカルは安定のmarinaさん。単純に好みで言ったらそこまででもないんですが、曲の気だるさにマッチしていて非常に良いです。

ZHIEND本当に活動してくれていたらいいのにと思ってしまう。
架空のバンドだから、この機会だけだからと分かっていてこその渾身のアルバムだとは思うんですが、また違う景色が観たくなってしまうような素晴らしい出来でした。

このアルバム、更に凄いことに英語詞verと日本語詞verの2枚組みだったりします。
一体何がそこまで彼らを駆り立てたんだ。
楽曲的に英詞の方がしっくり来る曲が多かったので英語詞verを推しておきますが、曲によっては日本語詞のがハマるようなメロディもあるのでそこは好みなのかなと。
ただ前述の「Adore」は圧倒的に英語詞の方が良いです。日本語の字数に合わせて、元のメロが変わっちゃってるので…。
ちなみにiTunesでは英語詞verと日本語詞verがそれぞれ別で買えます。

総評

作中作含め、非常に素晴らしいアニメ作品でした。
同じく作中作のハロハロのアルバムと、これまた2枚組で内容がやたら充実しているサントラがいずれも未聴なので、しばらくは浸れそうです。ハロハロは全部麻枝曲だし。

何年後かわかりませんが、次回作を楽しみに待とうと思います。

 

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